生意気

ネット関係に勤める僕が生意気にも好きなことを語る備忘録的ブログ。好きな言葉は「急がば回れ」

自動車整備業界の実態が表向きになるか?整備士は今後必要なのだろうか?

f:id:canworks:20170604225103j:plain

 

どうも、元自動車整備士の生意気(@canworks100)です。

 

僕はわずか8ヶ月でディーラーを退職してしまった身ではありますが、専門学校から含めると、約4年ほど自動車業界に身を置いていました(その計算の仕方セコイ!)

 

そんなやつがブログやってるなんて珍しいものですが、どうしても僕はその現場で続けていくことができませんでした。そろそろ当時のことでも書いておきましょうかね。

 

そして今回のテーマに関してですが、ズバリ「整備士の必要性について」です。先日、面白い記事を見つけたので、そちらから見て参りましょう。

 

 

 

 

「奴隷のほうがマシな生活」

nlab.itmedia.co.jp

 

自動車整備士の人員不足や、労働環境の劣悪さ、さらに低給であること。もう悪いところしか書いていないけど、これが全てです。僕が前々からここで言っていたことが、やっとこうやって表向きになったといった感じです。僕が現役でディーラーにいた時はまさに奴隷のような扱いぶりでした。

 

 

 

そもそも給料が低すぎる

f:id:canworks:20170804002304p:plain

整備士の人員不足でまず上がる原因に、この「低給料」であることが原因とされています。

 

いつまで経っても給料が上がらないのは事実です。

一年目の基本給が約18万円前後。

 

そこからほとんど上がらず、10年目になっても手取りで15万円(残業無しの場合)ほどらしいです。

 

これは友達のとあるディーラーのお話。

 

ある時この会社は、残業の多さを見兼ねて、残業を禁止する流れをとりました。ここだけ聞くと素晴らしい対応のように思います。整備士の問題として、後でも話しますが、長時間労働が問題視されますが、そこを払拭する流れ。しかし、残業がなくなったおかげで手取りは急激に下がり、なんと10年目の先輩の手取りが15万円であった。

 

この先輩は家庭持ちで、奥さんと子供を養う身。それで給料が減ったのだから、やり切れない気持ちだったでしょう。それを見た僕の友達は辞めることを決意したそうです。

 

こんな話は少なくありません。残業をしないと、生活できる給料がもらえないというのが、現在の自動車整備士の実情。

 

 

長時間労働を引き起こす要因

だいたい定時が17時半〜18時半の工場がほとんどだと思いますが、定時なんてほとんど無いものです。あ、僕の場合はいても変わらないからと、定時にタイムカード切った後も残っていました

 

定時で帰るという概念が無いその理由としては仕事の分配。整備士の仕事は主に、定期点検、車検、一般整備があります。一般整備というのはいわゆる修理などです。

 

車検は主に預かりで行うのですが、この車検がかなりネックになっています。

 

まず点検ですが。

日中は1時間に一台ペースで点検の予約で埋まります。

12ヶ月点検や6ヶ月点検などです。

これらは待ちの作業であるため、スピードもとわれますし、ある程度、年配の仕事ができる方が担当します。

 

車検というのは、預かりがほとんどですから、さほど時間的余裕は、ある程度あります。

一年目の新人は主にこの車検を担当するわけですが、できても1日に2台、多くて3台くらいです。

 

となると、日中時間に追われる先輩を捕まえて、あれこれ仕事のことを聞くなんてことは、難しくなります。

何かわからないことがあれば、先輩待ちです。

そうなってくると作業もそこでストップでしょう。

 

繁忙期になるとこの傾向がより激しくなります。

 

日中は数十台の点検車両をこなし、定時以降つまりお店が閉まった後に車検をこなしていく。

 

残業が発生する原因はこの預かり車両にあるわけです。

 

日中も予約の対応や飛び込みの対応に追われるため、なかなか預かり車両に手を出すことは難しくなってきます。

 

ここら辺のバランスが難しく、どうしても長時間労働になってしまうわけです。

 

そこを先輩の方々は、自分の腕が足りないんだから、もっと勉強しろと言います。

 

それは至極当然なように思いますが、そもそもここまで時間に追われていては、一個一個丁寧にこなしていくのは、かなりハード。

 

自分のペースでやりたい人は、まず整備士はやめたほうがいいでしょう。

 

 

肉体労働は体育会系の色が濃い

 

肉体労働であるため、せっせと動き回り、作業をこなします。

僕のいた工場ですと、「新人は歩くの禁止令」が発令されていました。

 

先輩に呼ばれたら走っていく。

移動は全て走る。

 

体育会系合わない=根性が無いという図式は、今はもはや成り立たないように思います。

これはゆとりだからというのもあるのでしょうが、そもそもそんな教えになんの意味がるのかと疑問に思います。

 

指導の仕方がそもそも今の時代とそぐわないのが、若者が辞めていく原因の1つだと思います。

 

部下ができないんじゃなく、上司がダメなだけです。

 

勝手にできる人は勝手に育ちますが、一概に全てそうだとは言い切れません。

人を育てるのも、また上司の技量のはず。

 

部下は上司の生き写しです。

 

そんな考えがよりもっと浸透していけば、少しはよくなるような気がします。

 

 

 

人員枯渇に伴い、今後整備業界はどうなっていくのか?

 

辞めていく人も多いですが、整備士を目指さない人が多い。

 

日本自動車整備振興会連合会のデータで、年々整備士の数が減っていっていること。

先ほどの記事にも出ていますが、まずは専門学校の入学者数が減っている問題です。

 

事業所の数は年々増加傾向にあるものの、それに伴う人員増加は期待できていない。

 

それを「若者の車離れ」で終わりにするのもどうかと思いますがね。

 

そもそも、最近ではIT系への進路や、職種の多様化でどうしても肉体労働というのは、避けられる傾向にあります。

 

対策として打ち出している、「イベント等への専門学校のブース出展」や「子供向けの整備士体験会」のようなものは、はっきりいってあまり意味が無いように思います。

 

それよりも、現場環境の改善が一番の課題なのでは無いのか?と僕は考えます。

 

 

ネットで情報は集まる

最近の若者は、何かあればすぐにネットで調べます。

ググる」てやつですね。

 

就活の際、調べるのは「給料」「会社の評価」「業界全体の状況」

 

そんなところでは無いでしょうか?

 

「給料」は求人票を見ればわかります。

 

「会社の評価」というと、最近よく聞くブラック企業では無いか?

そんなところです。

 

実は「ブラック企業」と国が定める基準で、「人が死んだかどうか?」が判断基準になっているらしいです。

確かにブラックですね・・。

 

ですが、巷で認識されている、いわゆる「ブラック企業」とは、「就業時間が長い」「残業が多い」「休みがない」そんな基準であるはずです。

 

はっきりいって、整備士という職業は、これ全てが当てはまります。

 

それもネットで調べればすぐに出てくる情報です。

 

 

就職後の待遇がキモなのでは?

”車が好き”で整備士を目指すは、もう古いです。

 

今ではネットで調べれば、大概の情報は手に入ります。

言ってしまえば、調べる力さえあれば自分で整備ができてしまうということ。

 

実際、学校にいた頃も、自分でネットを調べエンジンの載せ替えをやったような輩もいます。

まぁ、彼はホント極端な例ではありますが、不可能でなはいということです。

 

わざわざ専門や、仕事で学ばなくても、大体の情報はネットで取ってくることができます。

 

ですので、より整備士であることのメリットを付けるべきだと思う。

 

「給料が低い、上がらない」

「肉体労働」

「就業時間が長い(拘束時間が長い)」

 

これらは非常に問題点です。

まず、興味を惹かれない職業であること。

そして最も注目しづらい職業であること。

 

車は、道路というインフラがあるおかげで、絶対に人間には欠かせないものではあります。

しかしそれを整備する人たちはなかなかフォーカスされないのです。

 

ここをどうやって盛り上げるか?

 

僕は何かやれることがないか?と考えているのですが、一向にアイディアが浮かびません。

 

もはや整備士一人一人が自己発信をすることが大事になるんじゃないでしょうか。

 

 

整備の仕事は消えていく

事業所の数は年々増えて言っているようですが、いまさら整備工場を立ち上げる人は、はっきり言って先見性は無いです。

 

つまり未来は無い。

 

おそらく、ディーラーなど、工場に勤めていた方が、独立して工場を始めているのでしょうが、今後この業界が盛り上げる可能性はとても低いです。

 

これは時代の流れを考えればわかります。

 

電気自動車が、自動車業界でいま最もアツい分野です。

電気自動車の動力源はモーターなどいわゆる電気部品。

 

従来の自動車の動力源はエンジンいわゆる内燃機関と呼ばれるものです。

 

このエンジンというのは、新しいエンジンを考えたとしても、それをコンピューター上でシミュレーションできないという欠点があります。

ですから「新しいエンジンを作る」となったら、数百万かけて一から現物を作るわけです。そこで初めてシミュレーションできるわけです。

ですから今まで自動車業界というのは、老舗であるトヨタや日産などが独占状態にありました。

 

しかし電気自動車の登場で、その図式が一気に崩れようとしています。

 

電気自動車で扱う部品は今の10分の1のコストで作れるとされています。

電気部品(モーターや電池)などの製造技術は、内燃機関と違い古くから伝承されている技術です。

 

ですから製造コストも安価になります。

そうすると、極端な話、町工場でそれなりの車を作るのも可能なのでは?と思っています。

 

そうなると、整備士である必要は無いですし、よもや修理も遠隔になるような時代もきます。

 

 

整備士を目指す上での考え

それでも専門職ですので、もう整備士に進んだらそれしかなくなる、なんて思ってしまう人もたくさんいることでしょう。

 

今現役で働いている高齢の整備士さんは、みなこの考えに縛られ、給料は低いけどなかなか他の業種に手が出せないというジレンマに陥っています。

 

レールなんてまずありません。

自分が少しでも不満を持っているのでしたら、まず離れる勇気を持ちましょう。

 

そうでなくても、自分の他に好きなことでお金を稼ぐ姿勢が大事です。

複業という考えが徐々に浸透していますが、本業だけに縛られず、他で稼ぐ方法を探すことが大事です。

 

実際、スマホの登場で世の中は変わりつつあります。

モバイルインターネットがより身近になったことで、ネットでいくらでも発信はできますし、ブログを作るのもいいでしょう。

 

とにかく何か1つに縛られないで、色々なことに手を出す好奇心と行動力は持っておきましょう。

 

と言っても動かない人がほとんどでしょうが。

 

 

まずは発信すること

今回のニュースは、1人の整備士の方が呟いたことが発端です。

 

こういった声を、大きくすることができたら、きっと業界も動くんじゃ無いかと思います。

 

極端な話、整備士がいなくなったら給料は上がります。

 

ブラック労働のデモが数年前に流行りましたが、あんなものはなんの意味もありません。

 

ブラックだとわかっていても、そこで働いているあなたがいけないんですから。

 

だからエキタスなんかも嫌いです。僕は。

あんなの自分で稼ぐという脳が無い人がやる行動です。

時間の無駄です。

 

僕は、そんな整備業界を見限って全く違う道を歩んでいます。

 

外部からギャーギャー騒ぐつもりです。

復讐みたいなものですが、何かしら訴えかけたらいいなと思っています。

 

僕はこのまま、ずっと外部で整備業界について発信するつもりなので、いっそのことみんな辞めてください。

 

 

アディオス。