昨日の記事で映画「夜は短し歩けよ乙女」について書いたんですけど、今日もその兼ね合いで一つ話題が。
エンディングを担当しているのが我らがASIAN KUNG-FU GENERATIONのみなさんなんですが、この「荒野を歩け」という曲がとても良くて良くて。
冒頭の歌い出しが口が気持ち良すぎると前回の記事で書きましたが、本当にいいです。
「あの子がスケートボード蹴って〜♪」
めっちゃええやんけ。
なにがいいかって具体的に聞かれてもはっきりとは提示できないまでも、わかる人にはわかるはず。
「夜は短し〜」の作風とのマッチング度合いが逸材すぎます。
さすが口が気持ちいの天才ゴッチ。
アジカンは前々回のアルバム「Wonder Future」以降、とてつもない勢いを出しています。
「俺たちがロックの中心だ」と言わんばかりの勢いで「ソルファ」再録させたり、シングルもバンバン出して、これぞロック!という曲を出し続けてきた。
ゴッチのソロとうまい具合に折り合い付けられているから、アジカンでロックの王道を鳴らせるってのもあるかもしれませんが。
正直それ以前のアジカンはその音楽性がガラッと変わった時期がありました。
「マジックディスク」あたりから、今ゴッチソロでやっているような感じの作風になり、「ランドマーク」は今までと違い、楽器も増えてたりしました。
ここら辺は結構「え?」と思ったファンも多いかと思う。
とかディスってる僕ですけど、結構「ランドマーク」は好き。
年齢的に歳を重ねると、ああいった落ち着いた音楽が好きになる傾向があるようです。
僕がまさにそれで、”マシンガンと形容詞”がお気に入りだったりする。
そしてそのあとにでた「Wonder future」というアルバム。
原点回帰と当時言われていたが、僕としては全く新しいアジカンだった。
デビュー当初。それこそ僕がアジカンを知った”遥か彼方”のようなゴリゴリのサウンドだったけれど、積み重ねてきたものが多過ぎて、全く新しい面持ちで聞けたのを覚えている。
そこからこれでもか!という具合にシングルを出し続けて、もう次のアルバムも作れそうな勢いである。
ゴッチ自身、Twitterなどで、僕らは年寄りなんでみたいなこという割には、全然オラオラしてます。
ばりオラオラです。
そんで「荒野を歩け」は、いよいよ大詰め感がしてきた勝手に。
何気なく作った曲かもしれないし、めっちゃ力いれて作ったのかはわからないけど、この曲はあたりだと。
いや、ハズレなんてないんだけどねそもそも。
僕が感じたのは単純なカッコよさでした。
そして、新しいシングルと同時に、トリビュートを出したアジカン。
アーティストのラインナップ見ればわかりますが、彼ら全員アジカンキッズなんですよね。
なんかすごい時代の繋がりを感じます。
僕ら世代がこうやって今やデビューして、あのアジカンと同じ土俵で音楽をやってるって素晴らしくないですか?
音楽っていいなぁっていう記事でした。
アディオス