読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

生意気

元・自動車整備士が綴るブログ

浅野いにお作品の胸を抉られる感は凄まじいもので。「零落」

 

 

 

f:id:canworks:20170313001222p:plain

 

新連載始まりましたね。浅野いにおさんの最新作「零落」。

零落という単語の意味は、落ちぶれるという意味らしいが、この時点でもうこの作品がどんな世界観かが想像がつく。今現在、週間スピリッツにて「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」を連載しているのにも関わらず、唐突の新連載だ。

一話目にしてお得意の暗い物語を展開して、ネットでも主人公の描写の濃さというか人間味みたいなものにすでにシンクロ度が異常との声も上がり、コミック発売を待ち望む声も多数。

 

デデデデがまだ完結してないうちにもう一作始めて大丈夫かよ?と思ったが、Twitterの発言から、おそらく短編ものであろう事が伺える。

 

 

 

一冊分という発言からおそらくは、一巻。書き終わるまでの連載だろう。

だとしたらデデデデは大丈夫か。

 

そもそも浅野いにおさんは、短編漫画家というイメージがあるので、一番しっくりくる形かもしれない。大ヒット作の「ソラニン」ですら、たったの2巻である。あのクオリティ、物語の濃さでたったの2巻はエグい。というか今までもそうだったけど、無駄に伸ばさないとこがいいよね。「うみべの女の子」もまた然り。

 

おやすみプンプン」に関しては、プンプンの半生を語るためにあのくらいの巻数は必要だったとは思う。あれにしたって全13巻だし。微妙に揃えやすい巻数ではあると思う。

 

持ち上げすぎか。

 

 

まだもうちょい抑えられた気がしなくもないですがね。

ペガサス合奏団の件とかいるのかな?て未だに思うのですが、どうなのでしょうか。あそこはどう受け取ればよかったんだ。すっごい謎。でもほんと最後の鬱感は凄まじいものだった。愛子ちゃんの最期とかなんか怖かったもん。それを背負って歩くプンプンなんだか怖い。死体と旅するプンプン怖い。ああいった展開は一体脳みそのどこから湧いてくるんだろうか。もう十分怖すぎるし、読んでてやめてくれぇと心の中で叫んでた。顔は無表情だが。

 

あ、もう一回読み直したくなった。

 

 

ー軽いネタバレ含みますー

 

「或る漫画家の魂の漂流を描く」

のキャッチフレーズで始まる今作。

 

魂の漂流とは一体なんのことだろうか。

 

物語は、長期連載を終えた漫画家「深澤」が主人公。

唐突に10年後に話が移るんだけど、10年前の深澤がめっちゃ種田に似てた。

しかも冒頭で出てくる川沿いのシーンってソラニンの・・。

 

てかこの時の女の子が言うセリフが怖い。

 

「首を絞められてる時だけが、安心できる時間だから。」

 

超メンヘラ。

 

こういうのが得意ですよねいにお氏。

なんだろ、このサブカル女子によくいる、私独特の世界観持ってますよ系女子。

 

こんな女子描くの得意なのがいにお氏。一体どんな恋愛してきたんだろうと、気になってしまうは、彼の女性絡みの情報は一切入ってきていないので、一応いにお氏の妄想としておこう。

 

もともと浅野いにお作品に出てくる女性はこんなキャラが多い。

だから多分こんな女子がタイプなんだな彼は。きっと。

 

冒頭から浅野いにおワールド炸裂で、立ち読みだったけど、すごく惹きつけられた。このためだけにスペリオール買ってもいい。今更になって買っておけばよかったって後悔してる。

まぁ、単行本発売まで待ちます。

 

そういえば、ものすごく言いたいことあったんだけど、浅野いにおさん、「ソラニン」の頃より、明らかに絵柄変わってるよね。

 

というか「おやすみプンピプン」の頃より、その変化の予兆はあったけども。

最後の方ね。不動産屋のおっちゃんは完全にいっちゃってるデザインだし、ゲス美なんか完全に中川凰蘭のクリソツだ。

 

てか凰蘭って今見ると凄い字だな。これで女の子って。凰蘭。

変換出てこなくて大変だったぞ今。

 

でも凰蘭のキャラデザ的に、もう「ソラニン」の頃の面影はないよね。

漫画家は、キャラの描き方とか変わるもんだとは思ってたけど、あそこまで奇形な感じになるってのは、正直驚き。

 

ワンピースの奇形はまだ許されるが、浅野いにお氏は少し違和感。

一応リアリティな感じはあるから、顔が変な奴とかはちょっと。

 

でもよくよく考えてみると、世界観的には結構非日常モノではあるなと、ふと思う。

 

まぁデデデデは完全にSFではあるが、おやすみプンプンは結構やばい。

何も不思議な力があって、てわけじゃないけど、人間が普段持っている想像力や妄想力を前面に押し出したものな気がする。

 

神様神様チンクルホイ。

 

この呪文絶対いにお言ってるぜ。多分幼少の頃から。

 

子供の考えそうな呪文で、その言葉選びも結構ニアで面白い。

うんこ神とかもそうだけど、子供って何かしら内在神のようなものは宿してる気がする。

何かを願う時の「神様仏様〜〜」てやつ。

みんな必ずしも小さい頃、こんな風にいもしない神という存在に祈っていたことだろう。

プンプンに出てきた神様はまさしくこれだろう。

 

自分の神様はどんな姿だろう?

想像してみて出てくるのは立派な髭を生やしたおじいちゃん風な神様だ。完全にゼウスだろ、自分の想像。

 

話がだいぶ脱線してしまったが、こんなところだ。なんかまとまんなくなってきたので此処ら辺で一先ず切ろう。

 

 

とにかく新連載の「零落」。この後の展開がとても楽しみな作品である。

いやぁ、全くどう展開するのか予測つかない。

突拍子もない展開をぶっ込んでくるからな、彼。

 

主人公が2話目で死ぬ、くらいのインパクトでないともうだめだ。

 

次回の話がとても気になる漫画である。

 

アディオス。